少し、妖しくて不思議な話やスピリチュアルなコト
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落城
 チャコールグレイのフードつきマントの下は豪奢な重い金色のシルクのドレス。
 結い上げた髪の頂点には冠が輝いている…

 ヒースの茂みに身を隠しているのは3人。チカラのない老人と侍女。

 遠くから重たい馬の駆ける音が近付いてくる。

 彼等は、きっと私を守って死ぬだろう……

 おもむろに、老人の携えた重たい剣を抜く。

 少女の腕には重すぎる剣を振り上げ、ヒースの茂みから追跡者の首を目掛けて、渾身の力で一気に振り上げる。

 ……剣が骨に当たり、砕きながら減り込む厭な感覚……

 五感全てを伴うこの夢は、

 たぶん、初めての意識的な殺人の記憶。

 夢はそこで途絶え、自己嫌悪と罪の意識で目覚めた。

 あの少女は……どうなったのだろう。

 あの少女は、どうしているのだろう……。

 彼女の幸せを、祈っている。




†こんな夢をみた† : comments(0) : trackbacks(0) : 揚翅 (ex. Sister Strawberry) :
タンタロスより
氷ークリスタローの中で炎が燃えている。

あれは蠍の火。

原始の炎。

氷が溶けたら、世界を焼き尽くす迄、けして消える事のない業火……

太陽が氷を溶かす……

炎の蛇がゆるりと動く

刹那、

天使の槍に頭を砕かれ、静かにまた氷が炎を被い尽くしていく…

花が降り注く

花が、降り注ぐ

世界は花に埋もれて、

蛇も炎も氷も、もはや、影すら見つからない。


†こんな夢をみた† : comments(0) : trackbacks(0) : 揚翅 (ex. Sister Strawberry) :
始り
 緋色の手綱をつけた白い馬を引いた女性が迎えに来る。

 馬に乗せられての道行きの途中

 女性がぽつりと言う…

「もう、戻れませんよ。」

 見遣ると、眼下に遠く街が見える。

『あぁ、もぅ戻れないのだなぁ…』

 と、ぼぅとした遠い気分で念いながら、深山に向かって延びる林道を馬の背に揺られ、ぽくりぽくりと進んでゆく………。


 もぅ、随分前

 東京に来る前に、見た夢だ……

†こんな夢をみた† : comments(0) : trackbacks(0) : 揚翅 (ex. Sister Strawberry) :